2008年 07月 15日

副都心線・渋谷駅

開通して一ヶ月近くたった「副都心線・渋谷駅」ヘ、仕事の途中でまわってみた。
設計者の安藤氏は「地宙船」をイメージしたという。ちまたではダンゴムシといわれている(?)部分は、想像したより地味だったが、ギザギザの形状がシンプルに納まっていた。
デザイン面のみでなく注目したいのは、世界でも珍しい自然の対流現象を利用した「自然換気システム」。日頃から住宅設計の際に自然換気が念頭にある私としては興味深い。
こちらは、駅構内の随所に姿を現す地宙船のモニュメントに放射冷房のシステムが隠されており、天井や床にも冷たい空気や水を循環させる冷却マットやチューブが張り巡らされ、自然換気と放射冷房システムで省エネ効果を実現する計画である。
確かに、改札から地下道を行くと一部空(外部)につながっていた。しかし、現時点では未完成であるらしく、あまり開放感は感じられなかった。
もっとも、2012年に完成予定の旧東急文化会館跡地ビルとの境界に、地上から地下に抜ける巨大な空洞を設け、地下駅で最も環境負荷が大きいとされる地階換気の問題を大幅に解消するという計画らしいので、今後が楽しみだ。
機械に頼らないこの自然換気システムで、年間約1,000トンのCO2削減効果があるという。さすが何事も先がけの安藤氏らしい話。
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by j-kankyo | 2008-07-15 23:55 | 建築


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