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2008年 03月 27日

新幹線

最近、新幹線に乗る機会が増えた。
先日も新幹線で岡山まで行き、瀬戸大橋を渡って香川県多度津まで日帰りで往復した。「のぞみ」に乗っての新横浜から岡山までは、かつての「ひかり」で東京から大阪までと同じくらい近い感じだった。速度が増したにも関わらず、車中は静かで揺れも少なく、リクライニングシート等の乗り心地もよくなった。
1964年の東京オリンピックの年に開通した新幹線が、この40年余、増殖と進化を続けてきたことを改めて感じた。新幹線は私たちの暮らしに貢献しながら、社会や国土に様々な影響を与えてきたとも言えよう。
開通当初は、東京と大阪を日帰りできるようになったことが画期的だったようだ。そして高度成長期をむかえ、社会の物事の流れが速まり、物流も加速した。これは、新幹線の車窓から眺める景色が画一的でのどかでないことの一因だと思う。もちろん、日本の美しい風景が随分と失われたのは新幹線がらみばかりではない。
その後も、FAX、コンピューター、インターネット、車、飛行機、高速道路等の発展(普及)によって、情報や人、物の流れは速まるばかり。そんなせわしい社会のニーズに応えるべく新幹線の改良は続く。
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by j-kankyo | 2008-03-27 11:55 | 暮らし他、雑感
2008年 03月 20日

京都にてー「国立京都国際会館」

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写真の「国立京都国際会館」は、今回宿泊したホテルの向かいに建っています。
公開設計競技によって選ばれた、大谷幸夫/大谷研究室の設計で、会議室、展示施設、宿泊施設があり、1966年第1期竣工、1973年第2期竣工、1986年展示場竣工と順に建てられました。
穂かけの台形と逆台形をモチーフにした外観は、斜めの柱(V字になっているらしい)に支えられ、小たたきのコンクリートパネル仕上げで、重々しくもどこか懐かしい感じのデザインです。存在感のある建物だったので、宝が池の湖畔側へも回って見たかったのですがその時間はなく、関係者以外は内部には入れず、残念でした。
この公開設計競技(コンペ)には、美術家との協同の義務や審査経過の報告など、新しい試みが盛り込まれ、審査員や応募者の顔ぶれからも、コンペ史上意味深いものであったと考えられます。さらに、京都で行われるコンペには「日本的デザインの現代化」という課題が言わずとついてくることから、当時の解答としてみると一層興味深いです。
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by j-kankyo | 2008-03-20 15:32 | 建築
2008年 03月 13日

京都にてー「グランドプリンスホテル京都」

先週末、所用で大阪へ出かけた折、京都を回って帰ってきました。
宿泊先の宝ケ池「グランドプリンスホテル京都」は、村野藤吾氏の設計で、かねてから一度泊まってみたいと思っていたホテルです。周辺環境になじませたプライバシーの高い計画は、ゆったりとくつろぐことができるものでした。
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写真の宴会場のロビーには、村野氏の設計したプリンス系のホテルに共通する優しいきらびやかさがありました。
しかし、基本設計までで村野氏の遺作となったこと、さらに近年経営がかわったことなどからか、村野氏の建築としては少し物足りなさも感じました。独特の包み込まれるような優しい空気は感じ得なかったのです。
そこで、竣工まで建築家が指示し得たかどうかということが、空間の質と密度、建物の完成度を左右するということを実感しました。
生前の村野氏はよく原寸模型を作られ、現場で階段を作り直しされることもあったと聞いています。それ故、オリジナリティの高い空間設計をなし得たのであろうと考えます。
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by j-kankyo | 2008-03-13 14:10 | 建築